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【年齢別】2歳・3歳・4歳・5歳・6歳に合ったぬりえの選び方

子どもの発達段階に合わないぬりえは、かえって自信をなくす原因に。保育所保育指針をもとに、2〜6歳それぞれの発達特性と最適なぬりえの難易度・テーマを解説します。

公開: 2026-05-12 更新: 2026-05-12

様々な年齢の子どもたちが一緒にぬりえをしている

本屋さんで「うちの子3歳だから」と適当に手に取ったぬりえが、開けてみたら細かすぎて泣かれた、なんて話をよく聞きます。逆に簡単すぎて5分で飽きるパターンもあります。年齢が同じでも手先の発達には差があるので、目安を知った上で「その子に合うか」を見るのがいちばん近道です。

以下は保育の現場で「だいたいこのくらいの年齢ならこのレベル」とされている目安をまとめたものです。あくまで参考にしつつ、お子さんの様子を見ながら調整してみてください。

保育所保育指針(2017年改訂)では、子どもの発達は連続的なものであり、個人差が大きいことを前提に、一人ひとりの発達過程に応じた関わりの重要性が示されています。

厚生労働省「保育所保育指針解説」(2018年)

2歳(1〜3歳)のぬりえ選び

2歳頃はまだ手首の回転が未発達で、クレヨンを握ってなぐり描きが中心の時期。「線の中に塗る」という概念を理解しはじめた段階です。この時期に細かいぬりえを渡すと「できない」という挫折感を与えてしまいます。

項目2歳に適した特徴
面積大きな輪郭・余白たっぷり
太くてはっきりした輪郭線
構図キャラクター1匹のみ・背景なし
テーマ親しみやすい動物・食べ物
道具太めのクレヨン(8本程度)

💡 ポイント

「はみ出しても大丈夫」が合言葉。完成より「塗る行為そのもの」を楽しませることが目的です。

3歳のぬりえ選び

3歳になると、ある程度意図して線の内側に塗ることができるようになります。好きなキャラクターや動物への興味も高まり、テーマへのこだわりが出てきます。シンプルな背景要素(草・太陽など)が入ったぬりえも楽しめるようになります。

3歳児がクレヨンでぬりえをしている
3歳頃から「この部分はどの色にしようかな」という思考が加わる。

4歳のぬりえ選び

4歳は「丁寧に塗りたい」という意欲が育つ時期。複数の登場人物や、場面がわかる背景を含む中程度の複雑さのぬりえが楽しめます。色えんぴつも使いはじめ、押さえながら細かく塗る動作が身についてきます。

5〜6歳のぬりえ選び

5〜6歳になると「リアルに近い色で塗りたい」「細かい部分まで丁寧に」という自己基準が生まれます。背景・複数キャラクター・細かな模様を含む複雑なぬりえにも挑戦できます。迷路や点つなぎなど、より高度な教材とあわせて取り組むのもおすすめです。

年齢難易度の目安おすすめテーマ
2歳simple(キャラ1体・背景なし)動物・食べ物
3歳easy(シンプルな背景つき)動物・乗り物・公園
4歳normal(複数体・場面背景)恐竜・海の生き物・行事
5〜6歳rich(にぎやかな背景)すべてのテーマ

発達には個人差。焦らずその子のペースで

何度も書いていますが、上記は目安です。4歳でも繊細な線を引ける子もいれば、5歳で大胆になぐり塗りが好きな子もいます。「年齢に合うレベル」より「今のその子が楽しめるレベル」を優先したほうが、結果的に成長も早いです。

ぬりえプリントでは simple / easy / normal / rich の4段階を用意しています。最初は1つ下のレベルから試して、物足りなさそうなら次へ、というくらいの気持ちで選んでみてください。