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ハサミはいつから使える?安全に始める3ステップと年齢別練習法

ハサミは手先の発達と安全意識を同時に育てる大切な道具。「いつから始めるべきか」「最初にどう教えるか」を発達段階と保育現場の実践例から解説します。

公開: 2026-05-12 更新: 2026-05-12

ハサミで工作する子ども

子どもに初めてハサミを渡すのは、保護者にとってちょっと勇気のいる瞬間です。「もう使えるかな」「まだ早いかな」と迷っているうちに、保育園で先にデビューしている、ということもよくあります。

ハサミは扱い方さえ押さえれば、手先・集中力・安全意識を同時に育てられるすごい道具です。怖がって遠ざけるより、適切なタイミングで丁寧に教えてあげるほうが、子どもにとっても良いスタートになります。

ハサミを始める目安の年齢

一般的に、ハサミの練習を始めるのは「2歳半〜3歳頃」が適切とされています。ただしこれはあくまで目安で、手の発達スピードには個人差があります。次の3点が揃ったら始めるサインです。

  • 親指と他の指を分けて動かせる(ちょきちょきの動作)
  • 大人の言葉を理解し、「危ない」「止まれ」の指示に従える
  • 数分間、座って集中できる

文部科学省「幼児期の教育と小学校教育の円滑な接続の在り方について」では、幼児期の道具の扱い経験が小学校での学習準備に重要な役割を果たすと示されています。

文部科学省「幼児期の教育と小学校教育の円滑な接続の在り方について」(2010年)

3ステップで安全に進める

  1. 1【STEP1】切り落とし(1回切り):細い紙をちょきん、と1回で切る。「1回だけ閉じる」練習。慣れるまでは大人が紙を持つ。
  2. 2【STEP2】連続切り(直線):長めの紙を複数回ちょきちょきして切り進む。まっすぐな線のガイドを印刷して使う。
  3. 3【STEP3】曲線・ジグザグ・形切り:カーブや形に沿って切る。工作プリントの輪郭線に沿って切る練習が有効。
ハサミで紙を切る練習をする子ども
まずは「1回切り」から。一気にきれいに切らせようとせず、ちょきん、を何回も経験させてあげましょう。

ハサミの選び方

  • 刃先が丸いもの(安全タイプ)
  • バネ付き(開く力が弱い子ども用)
  • 右利き・左利き用を確認する
  • 子どもの手のサイズに合った小さめのもの

💡 安全ルールを最初に教える

①刃を人に向けない ②歩きながら使わない ③使い終わったら刃を閉じて置く。この3つは最初に必ず伝えましょう。ルールを覚えるのも立派な学習です。